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1日8時間寝るとして・・・・・・・・

一人暮らし1Kは広さより高さかな

 今週のお題「間取り」

 今週のお題が出されてからまず考えるのは自分がこの話題について語れる何かを持っているかだ。間取りと聞いて、一人暮らし中の私は1Kのアパート暮らしに間取りも何もあるか、いやあるのはフローリングの確か8畳の一間と、キッチンと、トイレバス一緒のユニットバスだけで、エアコンの効きが結構良いなーというぐらいだと冷める。落ち着いて考えると8畳あるお陰で勉強机、ベッド、横120センチ縦40センチのローテーブル、折り畳み式リクライニングチェア、冷蔵庫、低めの本棚2つ、炊飯器、食器等置くためのラックを置いても、ヨガマットをひいてストレッチができるぐらいのスペースがある。

 ここにはまだ住んで1年しか経っておらず、恐らくまた1年したら引っ越すつもりだが結構気に入っている。理由は東向きに大きい窓があるので文字通り朝日を浴びて、目覚められることと、天井がかなり高いことだ。175㎝の私が手を伸ばしてもまだまだ届かず残り30㎝ぐらいある。この二つがお気に入りポイントで、内見を他3部屋ぐらいしたが、一番良かった。おまけにコンセントも4ヵ所と多い。残念ながらコードレス掃除機には手が出せていない私だが、4角にコンセントがあるお陰で無駄にコードを伸ばさなくても掃除ができるのはありがたい。

 台所は狭いうえにIHでまな板を置くスペースすらない。毎食自炊したいと考えるとストレスは溜まりそうだが、逆にスペースがない分掃除の手間はかからないし洗い物を溜めてしまうことも少ない。

 そして1Kを選ぶ際に必ず聞かれるバストイレ一緒でもいいか問題だが、慣れれば何とかなるが、やはり別の方が快適だろう。特に私の様な掃除を出来るだけ避けるずぼら人間だとどうしてもトイレに入るたびに落ちている毛が気になってしまうし、洗面台も小さいので、顔周りのケアはしづらい。ただ繰り返しになるが、掃除はそれこそトイレとお風呂同時にできるわけで、効率は良い気がする。あとは温水便座でないことも結構気にはしていたが、要は慣れの問題だ。外でする場合は日本だとほとんどが温水便座なので、逆にヒンヤリしているのも、衛生面を考えても、悪くないという風に言い聞かせているが、やっぱり冬はしんどい。苦しくてトイレに行っても寒くて2重苦になるのはつらい。

 何を偉そうに借りている部屋について語っているのか、そうここ4年引っ越しを繰り返し計3部屋お世話になっているから、知っている風を醸し出してみた。3部屋の中で一番今が快適なので振り返るだけ無駄な感もするし、もう昔のことはあんまり覚えていないが、比較のためにも書いてみる。

 まず2年前住んでいた部屋は南向きの1階でただベランダがついているので駐車場の地面よりは浮いているというタイプだった。駅近でお安かったのでその部屋に3年ほど住むつもりで借りたのだが、1年半でサヨナラをした。駅近でコンビニ、郵便局、スーパー、ドラッグストアとなんでも徒歩ですぐにいけるのは良かった。

 ただまずかったのはお部屋の質と1階ということだ。かなり築年数が古い物件で他のお部屋はフローリングに替えてあるのに私の部屋含め数部屋は畳であったということ。そして6畳という狭さ。キッチン、トイレ、風呂は結構広い。後は1階という、せっかくアパートに住むならまあ上の方が気持ちいいのになあということだ。上階の住人がベランダでタバコをプカプカしているのはなんだか羨ましかった。6畳だとベッドと机を置くのがかなりきつく、ソファーベッドにした。ソファーベッドの物自体はそんなに悪くなかったのだが、天井の低い、カーペットを敷いたとはいえ6畳の畳という、よく言えば和風、悪く言えば、昭和的な雰囲気がどうも息苦しく寝苦しかった。キッチンが広く自炊は捗ったと言えるが、やっぱり家にいるときの大部分の時間を過ごす生活空間がイマイチだと気分は上がらない。

 その前に住んだのは2階で南向き、フローリングの9畳。ここは結構気に入っていた。駅からはだいぶ遠いものの、生活に必要なものはすべて徒歩圏内でそろっていた。隣はコインランドリーで清潔な感じ、その隣は私の生きているうえで欠かせないピザ屋(住んで半年ほどしたらつぶれてしまった)で、最寄のコンビニはミニストップ(季節のアイスをお持ち帰りできた)、近くにはホームセンターまでとなかなか便利なところではあった。天井もそこそこ高く、大家さんが清潔第一と謳っていただけあってきれいでもあった。良くなかったところは風呂が狭い、近くの公園の土がたまに舞ってくるということぐらいで、不満は少なかった。ただ何年も住みたいと思うほど、建物としてもオシャレとは程遠かったし、魅力も少なかった。

 私なりのまとめとしては、部屋の天井は高ければ高いほど広く感じられていい(ここまで書いて内見のことを思い出したが、ロフト付きの物件はあまりおススメではない。確かに寝る場所と生活空間を分けられるし、秘密基地的なドキドキ感も味わえるが、休養のためにリラックスして睡眠をとれるかと言われればそうではないと思う。圧迫感はあるし、寝るために毎回脚立を登ることも、疲れているときにはイライラするはずだ。酒飲んでバタンキュー状態のときはベッドが一番だと思う)、朝陽が入ってくるかどうかはそれなりに大事ということになる。

 ここまで読んでしまった方の中に私の居場所を突き止められる方がいたら怖ろしい。

 当たり前すぎて言うまでもないが、部屋を変えるということは、引っ越し、手数料、敷金、礼金などなど金がかかる。金のない飽き性はほんとに不合理なことをする。金があればいくらでも好きな物件に住めるし、凝り性というか真面目な人であれば、ある程度気に入らなくても何らかの工夫をして住み続けるだろう。飽き性だから金がないんだよとも気付かれそうだが、まあ気に入った部屋で暮らすことにはお金よりも価値があるはずト思いたい。

 あ、あと時間をかければいい部屋と巡り合えるとも言い切れないと思う。インターネットのお陰でいくらでも時間を費やせる物件サーフィンだが、数年住むぐらいなら意外と内見時の直感で決めるのも悪くないと思われる。