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1日8時間寝るとして・・・・・・・・

モラトリアムの果て

 過去に引きずられやすい私は、どうしても前回のブログ更新日がいつだったのか気にしてしまう。84日前、約3ヶ月前、とりあえず1ヶ月休職することを決めた時だった。

 当初3ヶ月ぐらいは休むだろうと自分で考え、心を休めつつ、過ごした。「波があったとしても、必ず良くなっていくから」、大きくダウンした時には、「起承転結で言う今は転だね」、「人生100年時代っていわれるようになっている~、若いあなただったらまだ4分の1だから」毎週土曜朝9時、自分は絶対家系的にも禿げないと豪語していたものの、すっかり美容院に通うのは無駄ではないかと思われるほど寂しくなった髪の毛を少々気にしてきている初老の父親とメンタルクリニックの門を開き続けた。

  本当に感謝しているし、一生足を向けて寝られないだろうとも、嘘偽りなく思う。ただカウンセラーの先生に「失礼だけどあなたのご年齢なら結婚して子供を持っている人もいる」、「男性は30歳まで思春期が続く人もいる」といわれるような未熟者で、無責任な私は、何かしら反抗の空気を作り続けていた。

 仕事については白紙の状態にしてまた考えた方がいいという先生の診察に従い、この3ヶ月自由に過ごさせてもらった。休み始めて2ヶ月ぐらいは、会社に迷惑をかけている、職場の人に申し訳ないとことある毎に感じていたが、だんだんその気持ちも離れていると薄れる。

 1ヶ月に2回ほど上長に電話で簡単な現状報告をすることで労働の義務からは解放されていた。その上長に昨日電話で、退職までの残りの猶予期間で職場復帰はできそうにないことを伝え、退職という形で進めさせていただけないかと報告した。

 サバサバしていながら、距離感が近くなる時もあるよく分からない方だったが、最後の「ありがとうございました」を聞いたときは、やっぱり優しいこの方が上長で本当に良かったと感じたと同時に、この決断で良いのか自信が持てなくなった。

 過去には戻れない、今日一日で、明日の未来は変えられるかもしれない。

 スピリチュアル的になってしまっているような気もしないでもないが、今日1日を生きる。それが積み重なって私の現世での一生が終わりを迎えるという思考をしていこうと今は思っている。