雑記帳

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メルカリと中学受験

 

中学受験で子供と遊ぼう (日経ビジネス人文庫)

中学受験で子供と遊ぼう (日経ビジネス人文庫)

 

 メルカリを行う私の楽しみの一つは購入者に配送手続きをする前にもう一度本を読み返すことだ。普段繰り返し本を読むことが少ない私にとって、新しい発見をしたり読んだ当時の気持ちを思い返すことが出来て楽しい。

この本は大学中退、放送作家として活躍する父親が息子と一緒に中学受験を楽しみながら乗り越えるお話だ。中学受験というとメインは最終的に大学受験で難関校に合格することとされる。ただ筆者は自身が大学を中退していることから、子供にも東大に行ってほしいわけではないと言う。

お話は小学4年生から始まり、息子が大学に進学してからまで続く。中学受験を通して仲良くなる微笑ましい家庭が描かれている。少子化が進む中、首都圏では中学受験熱が過熱しているらしい。私はクラスの半分が中学受験するような地域で育った。私は自分から受験をしてみたいといったそうだが、多くの子供たちは親に塾に通わされるところからスタートする。これからどうなるかわからない世の中でせめて教育だけはしっかりお金をかけてあげたいというのが、中学受験をするような家庭で育つ子供だと思う。

正直、難関大学進学に中学受験が有利になるかどうかは、中学からの勉強への取り組み方次第だと思う。最難関中学に合格するような子は公立中学でも東大に行くだろう。ただ最近はコスパが重視されるので、中学入学時の学力が低くても6年間で鍛えて難関大学に進学しようという学校も増えている。

 

 こちらは私が愛読するスピリッツで連載中の漫画の最新刊だ。題名の通り、2月入試が本番とされる中学受験を題材とした、非中学受験経験者が講師として進学塾に就職し、受験の実態に驚きながら様々な子供たちを指導していくお話だ。受験を経験した私も面白く読めるし、知らなくて受験に興味のある親御さんにはぴったりだと思う。描かれている内容はほぼリアルだ。受験本番がどういう風になるのか今から楽しみだ。

私は中学受験する機会に恵まれたことを今でも感謝している。何より中高6年間を友達と遊び倒したことが私が受験した意味だったと感じる。ただ中学受験で燃え尽きる子も中にはいる。12歳の段階で失敗し敗者の意識を植え付けられ、そこから立ち上がれなくなるような子もいる。とにかく子供と深く接し、受験の適性があるのかどうか判断してあげるのが一番の親の役目だと思う。中学受験は親のゆとりが何よりも大事だ。精神的にも経済的にも余裕がなければ子供はすぐに気づく。

偏差値教育の限界が見え隠れする現代では、自分の適性を探すことが求められる。私は中学受験したことで親から時間的余裕をもらった。残念ながらその余裕を勉強に生かせなったので後悔はある。ただ18歳になるまでの6年間で得たものはかけがえのない思い出ばかりだ。

人生100年時代という文句が独り歩きしている世の中だが、この先日本がどうなっていくのかは誰にもわからない。そんな中で教育熱心な家庭と、そうでない家庭の差はますます広がっていきそうだ。義務教育の間にどれだけ学習する習慣をつけられるかで将来の方向性は決まる気がする。

だらだらと続けたが、結論中学受験で得られるアドバンテージは大したものではないが、ないに越したことはない思う。私自身が親がひいてくれたレールを壊しながらここまで来てしまっているので何とも言えない。