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1日8時間寝るとして・・・・・・・・

映画「ホテル・ムンバイ」感想

9月27日に公開された映画「ホテル・ムンバイ」を鑑賞した。今日は1日のサービスデーということで映画館はかなり賑わっていた。勝手に1日は1100円だと勘違いしていたのは誤算だったが、私の想像をはるかに超える圧倒的リアリティを追求した、思わず目をそむけたくなるような迫力が画面から伝わってきた。なぜR15指定なのかとのほほんとした気持ちで観に行ったのだが、とにかく怖い場面が続き、観ているこちらも作品中のホテルでおびえているような感覚に陥った。約2時間の作品だったが久しぶりにこんなに時間が早かった。それだけスクリーンに没頭していた。私はソロ鑑賞だったが、ぜひ大切な友人、家族、恋人と観に行くことをお勧めしたい。隣に大切な人が座っていることがどれだけ尊いことなのかも感じられるような作品だと思う。単なるテロを描いたパニックスリラー作品ではない。家族の絆、様々な隔たりを超えて団結することの強さ、誇りを持ち仕事をするということ、などの強いメッセージが込められていると感じた。

また来年に迫るオリンピックの前に観ておいてよかったとも思う。オリンピックという特殊な状況では何が起こるかわからない。私ももしかしたら何かしらの事件に巻き込まれてしまうかもしれない。万が一のことを考えてとれる対策はいくつかある。自分がいる場所を正確に把握しておくこと、携帯電話は出来るだけ使える状態にしておくこと、何か起こっても慌てずに冷静さを保つことだ。

この作品で興味深いところはテロの加害者側の心理も所処で表現しているところだ。テロを実行する者はたいてい、上からの指令を受けいわばコンテロールされている。彼らは自分たちがしていることの重大さも特に理解せず、時に感情的になり激高したりしていた。また彼らはまだ若く、大切な家族もいて純粋な心も持っているのだ。

なんとなく10月からも頑張ろうと平和ボケしていた自分に喝を入れたくなった。平和な日常を大切にし、いざというときには勇気を出せるように行動していきたい。