今週のお題「運動不足」
雨音がだんだん強くなってきた。今日はとてもではないが外に出て運動するということは無理そうだ。普段雨が降っていても走っている人を見かけたりもするが、今日は諦める人が多いのではないか。運動習慣というのはなかなか面白いテーマだ。今の時代仕事では体を全く動かさず、ほとんどの時間座りっぱなしという人もいるだろう。そして休日は何かしらのスポーツをしてストレス発散する。ストレス発散のために運動をするという人は運動不足に陥りにくい。動かないとストレスがたまるような人は、たぶん一生健康なまま過ごすことが出来るだろう。
先週ネットの記事で、ランニングを楽しむ人たちの世帯年収は600万円以上が多いというのが目に入った。ランニングというのはスポーツの中でも比較的道具にお金がかからない。シューズとウエアさえあればすぐに始められる。ただランニング市場は拡大しているらしい。ランニングという体験にお金を惜しまない人たちがいるのだ。そう一時期皇居ランニングが流行っていた。皇居の周りを走って、その周りにあるランナー向けのロッカーなどを使用して、さっぱりして、家に帰るという体験だ。
私はお金がかからないから好きなランニングだが、そういう風にお金をかけて楽しむ人もいる。やはりそういうことにお金を使うにはある程度の収入が必要なのだろう。我慢強く真面目な人の方が収入が多くなるのかどうかは分からないが、ランニングはある程度我慢強さが求められる。真面目な人ほどはまりやすいスポーツともいえる。
ランニングを始めたら収入が増えることはなさそうだが、無駄な出費が減りお金はたまる気がする。ただ私は無駄に楽しみを見出すタイプなので気が進まない。走ると欲が失われていくのだ。食欲も減り、性欲も減り、睡眠欲もなくなる。私は水分以外体が欲しなくなる。
ただ動きたくないときのほうが多い。いくらワークアウト向けのプレイリストを再生しても、ゴロゴロしていたい。そういう時は汗をかいた後の妙な達成感を思い出す。未来への投資と考える。
人生100年時代といわれる今、継続して運動するし健康でいることの経済効果は1億円以上とされるニュースをみた覚えがある。適度な運動ほど、確実なリターンがある投資はほかに思いつかない。体を動かさなければできない仕事は確実に残る。先が読めない時代だからこそ、ものやお金ではなく自分の体に投資するべきではないかと思う。
ただイヤイヤ始める運動にはさほどメリットがない。が自発的な運動には頭をよくする効果があることも実証されている。
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
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一時期話題となった本で、私も2年ほど前に読んだ。大人になってから脳を鍛えて何になるのかと疑いながら読み進めたが、何歳になっても運動することは脳に良い影響を与えるようだ。また一人でやる運動よりも、数人で集まってやる運動の方が脳の活性化にはつながる。コミュニケーション能力が最重要とされる現代において、集まって運動することは、一人で机に向かって勉強することと同程度の価値がありそうだ。
イキイキ、明るく暮らすには体を動かすことが一番手っ取りばやい。家事でも散歩でも、スポーツウエアに着替えずとも始められることはたくさんある。
サッカー好きな私は家でパソコンを使うとき大抵足元にはボールがある。足裏で転がしていると妙に落ち着く。