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1日8時間寝るとして・・・・・・・・

かき氷 涼も求めて 席につく 隣ガヤガヤ 反ワクチンか

今週のお題「575」

 早起きができて生まれた朝の5分を、スッキリしなかったことに当てるのは時間の無駄遣いな気がしてならないが、なかなか忘れられそうにない(嫌なこと、気に食わないことの方が頭に残る)ので、書いたことを忘れさせてくれるブログの良いところに頼りたい。ちなみに、日曜中華を食べた時「あとビールも」と言いそうになったところで、「そもそも今、メニューはあるけどお酒提供しているのか」と気になり(わざわざ聞く客もいないからそのままなだけだろう)、ここで禁酒を終わらせていいのかとも思い、結局声に出さずそっとしまい込んだ。

 このリード文を読んで、先が気になる読者がいるのかどうか毎度のことながら、いないだろうと自分に言い聞かせるが、ちょっとでも誰かに読まれる可能性があるだけで、感情の吐き捨てから、ごみ袋を圧縮して空気を抜き、ゴミステーションに持っていくぐらいの行動に変われるので使わない手はない。

 少し戻ってしまうが中華料理屋は私にとって平和だった。お店にとっては嬉しくないだろうが、私が食べている時は1人客が2組、麻婆茄子定食の白飯も2人前ぐらい盛ってくれ、アッコにおまかせをBGMに完食した。食べ終える頃にちびちゃん二人の4人家族が来て、ラーメンを頼んでいたのも覚えている。ちびちゃんが店のトイレの調子の悪さを女将さんにツッコみ、ごめんねーと謝っていたのでもほっこり。

 ここまで書いて朝は終わり、下書きに残された。正直、今はもう書き始めた時の小さな怒りも他者に読ませるほどのものではなかったと、恥をかかなくて済んだとも思う。ただそうすると月曜日の私を悲しませる気もしないでもないので、暇つぶしの慰めとして続ける。

 月曜は暑かった、1日中クーラーの効いた部屋にいることが賢いと感じるぐらいに。それでも用事を作りだし(不要不急とツッコまれても仕方ないような)、外出することにした。よく通る道を歩きながら、思い出す。1ヵ月前ぐらいか、テレビでかき氷の女王と呼ばれている人がかき氷を食べまくるのを見てから検索をかけたことを、近くにあるかき氷屋さんを調べまくったことを。で、これから向かおうとしている道の先の角に喫茶も利用できる和菓子屋さん、外からみるといつもそれなりに席が埋まっていて入るタイミングがなく、外に置いてあるメニューを覗くだけで終わっていた処に入るしかないと決める。お店に着くと、外にかき氷のメニューが別に置いてある。迷うことなく宇治抹茶氷にする。5分ぐらい入口で待ってお席につく。店内は15席ほどで、2人席が5つ、私は一番奥の2人席に1人で座った。待っている間に宇治抹茶に決めたものの、メニューを出されたら、一通り眺めてしまう。パフェの方が氷より安いなら、やっぱりパフェにしようかと思えるぐらい店内は涼しく、爽やかだった。でも氷を食べなきゃ意味がないと注文する。

 氷が提供されるまで、贅沢な暇な時間になる。ただそんな時間をかき消すぐらいに隣の6人組は盛り上がっている。みんな声がデカい、というか私の1メートルぐらい離れた隣にいるサンダルの男が一番うるさい。トークのボス猿になっていた彼は台湾に行きたいらしい、そして最近SIMフリーの5Gも入るデカいiPhone12を友達から安く買ったらしい。前は1人でここに来てかき氷を食べたらしいが(1人で来たんすかーとみんなで大盛り上がり)、私が頼んだ宇治抹茶氷を先にやっぱうめ―と食べ始めた。で、氷以外を頼んだ○○君に食べさせてあげていた。

 私のところにもかき氷が運ばれてくる。しっかり抹茶が氷に染み込んでいるのが分かる。一口食べ、結構甘みが強いタイプかーと去年も1回ぐらいしか食べていないのにかき氷通っぽいコメントが出た。半分くらいまでは白玉と小豆に手を付けず、氷をバクバク食べた。濃くて甘い抹茶氷だった。

 今思うとなぜうまいなーと盛り上がりながら食べているだけの隣席グループに苛立っていたのか、盗み聞きした会話の内容が「最近はもうコロナはあと20年続くって言われているらしいよとか、ワクチンとか打ってもなー笑」みたいなことを喋っていたからなのかよく分からない。たぶん自分の中で、「ご時勢考えて、静かに美味しーねって食べるのがあるべきかき氷の楽しみ方なんじゃねーのかおらっ」という正義感からくる嫌悪感だったのだろう。

 まあ「盛り上がる人たちvs1人で静かに楽しもうとしている人」という構図はご時勢なんて関係なくいつでもあるものだ。ちょっとその人たちで気になったのは、オリンピックもみんなで盛り上がれそうですか?ということだ。オリンピックについては会話に出てこず、とにかく社内旅行やらなんかで海外に早く行きたい、のんびりしたいというので盛り上がっていた。

 こうやって文字にしてみると、本当に小さなことでイラついた自分が情けない。次はフルーツ氷を静かな人達の隣で食べたい。