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1日8時間寝るとして・・・・・・・・

バッティングセンター

今週のお題「自分にご褒美」

 ここ1ヶ月ぐらい週1回のペースで映画館に通っていた。映画館に通うと家で映画を観ることがなくなり、YouTubeTVerばかり観ていた。YouTubeをみていると、いくらでも自分へのご褒美が欲しくなる。面白そうな体験も沢山ある。けど何をやるにしてもお金は掛かるし体力もいる。そうやってずっと楽しそうな動画をみて満足したフリをしていた。

 気になる映画はあるも観に行こうかどうか、じっくり迷える時間があると足は遠のく。絶対に何かを感じてこのブログにも呟きたくなる自分の姿は想像できるけれど、今週はブログでは表せないようなことを考えさせられる本を読んだし、これ以上頭の中を衝撃的な何かで埋めたくはない。つまり、今週は映画館に行くことは必要ないと決めた。

 そこで娯楽として浮上したのがバッティングセンターに行くことだ。これもYouTubeの影響で、元高校球児の素人さんが10数年経った今でもなかなか良いスイングをして、ヒット級の当たりをバンバン打つ。そのあと自分と同世代のプロ選手の名前を出して自虐的に彼らと比べて、でもストレスは解消して満足するという内容だった。

 ここ最近プロ野球選手の年俸更改が連日発表されているのも関係している。日本で稼げるスポーツ選手の代表はやっぱり野球だ。欧州のサッカー選手は信じられないほどの大金を稼いでいるが、Jリーグはそうでもない。お金の面で家族を幸せにできるのは野球だ。10万円の給付金を何に使おうかあれこれ考えていた自分が悲しくもなる。

 このご時世バッティングセンターもひょっとするとガラガラなんじゃないかと期待した自分を叩きたくなるほど、平日の夜のそこは野球少年、青年で溢れていた。どこのゲージも常に待ち人がいるレベルで、端の70キロゲージだけ誰もいなかった。たまに行った時、80で始めて90で手が出せなくなるレベルのスイングしか私は出来ないので、まぁ70でも十分楽しめた。ただ誰も見ていない状況で始め、最後の1球がチップ性の当たりで終わった後に不思議そうな顔をした少年がお父さんとお兄ちゃんと一緒に扉の外で待っていた時は恥ずかしかった。1人で来る野球が下手な大人が不思議でしょうがないという感じだろう。そんな感じで親に連れられて練習に来ている子供が多かった。

 25球を3セットやってお開きにした。購入したカードの残数は残っているのでまた近いうちに行きたいと思う。場所を離れた後もカキーンという音が聞こえてくるのはなかなか良かった。別に120キロの球を打てるようになりたいとは思わないが、70キロの球を全球ホームランにしたい気はする。