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1日8時間寝るとして・・・・・・・・

部活

今週のお題「部活」

私は中高6年間サッカー部に所属していた。高校の時にサッカー部だったことを告げると大抵驚かれる。サッカー部に所属していた人間にしては驚くほどテンションが低めだからだろうか。よく知らない人と会話をするとき、天気の話から入り、学生時代の部活についての話に移ることはよくある。運動部なのか文化部か、そこの間には大きな隔たりがあるように感じる。

それだけ日本では部活というのが学校生活で大きな割合を占めているような気がする。実際高校生の頃は週6で部活をし、それは長期休みでも変わらない。夏休みであろうと冬休みだろうといつもグラウンドに向かっていた。その頃からひねくれ者であった私は、練習日を減らしたかった。週6で毎日体を鍛えることはあまりにも非科学的ではないかと思った。少なくとも練習時間が毎日長すぎると感じた。ただそんなことをいうものなら先生に叱られた。練習してこそうまくなり、強くなるのだから、弱いお前たちが休む理由などないと。

海外に目を向けてみると明らかに日本よりも練習時間は短く、日数も少ない。最近は日本でも練習時間を短くしてその分集中してトレーニングすることが流行っているようでうれしい限りだ。

運動神経はそもそも中高の時代にいくら練習しようと上がらない。サッカーでも小学生の時にうまくない子が技術的にうまくなることはあまりない。心肺機能などは中学生の時の努力で変わるかもしれないが基本技術は小学4年生ぐらいが成長のピークだ。高校生になって急激にうまくなるわけではない。

あーだこーだ言っているが、中高時代の一番の思い出は部活だ。よく怒られ、反省文を書き、走らされ、試合に出られなかったことは一生忘れないだろう。やっぱり楽しかったことより、悔しかったこと、失敗したことの方がよく覚えている。

今でも母校のグラウンドに足を運ぶと、むかむかした気持ち、いら立ちを思い出す。それだけあの時は全力で取り組んでいたのだと思う。私が武勇伝を語るOBを嫌っていたので、グランドに行ってもとやかく言わないが、やっぱりやるからには全力で取り組んだ方がいい気がする。逆になんとなく続けるぐらいなら他にも楽しいことがたくさんある高校生活を部活一色で終わらしてほしくないとも思う。

学校生活は得意なことを武器にする一番いい時期だと思う。部活がしっくりこないようなら違うことに時間を使うほうがいいような気がする。

何度も同じことを書いているが、結局私の学校生活はグランドにいる時間が一番楽しかった。楽しいことをとことんやって後悔することはほとんどない。これからも楽しいことを優先して生きていきたい。