雑記帳改めただの雑記だよ

起き抜けに水道水を飲んでいたのに、ミネラルウォーターの美味さに最近あらためて気づかされ、飲料としての水道水から離れている忘れっぽい若者が、ナチュラルにアノニマスに墨を磨る行為の良さを忘れないように…

映画「フリーソロ」を観てきた

ここ2週間なんとなく映画を観に行きたい欲が高まっていた。ただいざ観に行こうかなと上映スケジュールをチェックしてもピンとくる作品がない。一人で観に行くとなるとそれなりにどんな作品かワクワクするものが観たい。どちらかというと洋画の字幕版が観たい。なんて思っているとなかなか映画館まで行く気になれずストリーミング配信サービスに頼っていた。

私はケチな性格なので映画も出来るだけ安く観たい。だからサービスデーに足を運ぶようにしている。イオンシネマは毎週火曜日がdocomo割引が使えるのでよく利用している。

上映スケジュールを検索するとだんだん映画館が遠のいていくので、確認せずに映画館に着いてから観る作品を決めることにした。最初フリーソロという単語を見て?となったが作品紹介を見てこれしかないと確信した。アカデミー賞受賞、ドキュメンタリー、ナショナル ジオグラフィック ドキュメンタリー フィルムズ製作、人類史上最大の挑戦、これらのワードで決めた。おもしろくないわけがないと。映画館のスクリーンで観てこそ楽しめる作品だと。

この作品は一人のクライマーの壮大な挑戦を追いかけている。また彼の周りの家族、友人、映像制作スタッフなどとの人間模様も濃く描かれている。クライミングのシーンが約30%だったが、とにかく岩壁に圧倒された。彼は命を懸けることで生きていることを感じる正真正銘の挑戦者だと感じた。登山など危険を冒して喜びを得るタイプの人間とは真逆の私だが、彼のクライミングに懸ける思いが画面から伝わってきた。

なんでもはっきりしゃべる彼はとても賢くて、面白い。彼の様にはとてもなれそうにないが、勇気をもらった気がする。彼は何回も繰り返し練習し出来る限りのことをしてから挑戦する。毎日日誌を書き、その日の練習を振り返る。それでも怪我をしてしまうこともあるが、あきらめない。とにかく登るために出来ることを絶えず続けている。ストイックというのはこういう人のことをいうのだろう。

大きなスクリーンとあの音の良さはやっぱり映画館に行くしかないなと思った。