雑記帳改めただの雑記だよ

起き抜けに水道水を飲んでいたのに、ミネラルウォーターの美味さに最近あらためて気づかされ、飲料としての水道水から離れている忘れっぽい若者が、ナチュラルにアノニマスに墨を磨る行為の良さを忘れないように…

夏休みの宿題の代表選手「読書感想文」

今週のお題「夏休み」

高校生までの夏休みで必ず出される宿題。学生の間は夏休みが無限にある。

一日24時間×30日=720時間

こんなに時間があるはずなのにあっという間に終わってしまう。

特にラスト1週間になると怒涛の宿題ウィークとなる。

私の友達の中には、お母さんに絵を描いてもらったと自慢げに語るようなやつもいた。

中には最初の1週間で全部の宿題をコンプリーとしちまうやつもいた。

私はというと、簡単なドリル系の宿題は順調に進められるのだが、絵、自由研究など主体性が求められるものは後回しにするようなタイプだった。

昨日電車の中でいつものように周りの人の会話に耳を傾けていると、こんな話をしている中学生がいた。

「私もう感想文終わっちゃった。」

「えっ、私なんかまだ課題図書すら読んでないんだけど。」

「私も読んでないよ。なんかあの本の内容をまとめてある本を借りて、それ読んでかけちゃった。」

「そんな本あるんだー。私はでもちゃんと読まなきゃ書けないだろうな。」

「えーでもあんな長い本読む時間もったいなくない?ぜったいパパっと終わらせた方がいいよ。」

「うーん。」

「そんなことより、○○ちゃんに連絡しなきゃ。」

ざっとこんな感じの会話だ。今の子供たちは昔に比べて本を読まない理由がなんとなくわかる。

5日間の話を長ったらしくまどろっこしく、100ページ分も話を膨らませてあるようなものは、読むだけ時間の無駄だと考えてしまうのだろう。

かくいう私も高校生になると読書感想文を書くのが面倒くさくなり、有名な本の最初の数行だけ読み、勝手に話を膨らませてそれを原稿用紙5枚2000字程度で提出した気がする。

私は感想文を書くのは嫌いだったけれど本自体は毎日40ページほどのペースで読み続けていたので、先生方の読書感想文を出す目的である、夏休みぐらいじっくり本を読んでほしいという願いはくみ取っていた。

ただ読書感想文の真の狙いは、まとまった文章を自分の言葉で書けるようにする。そして自分の言葉で気持ちを表す難しさを体感することなのだろう。

そういうことをめんどくさいと逃げてきた私は、年を重ねてもまとまりのない、何も相手に伝わらないような文章しか書けていない。

これを読んでくださった方はどうか一日でテレビを見る時間、ゲームをする時間を15分でもいいので課題図書を読む時間にしてあげてください。

一日15分×30日で450分。この時間があれば一冊本を読み、先生が感心するような読書感想文が作れるだろう。

10分たちました。年々暑くなっていく夏休み。公園はいつも寂しい。